打ち直しで綿は減る?

年配のお客様、また打ち直しに馴れてるお客様は「綿を足して」と言ってくる方がいます。 「打ち直しで綿は減るのか?」答えは減ります。概ね5%から10%、綿によって違いが出てきます。6kgの敷布団の場合300gから600gといったところです。

私の店では多少減ることは説明しますが、最近は布団が重いという方が多いんでそのままのでが多いです。若い方には勧めることが多いかもしれません。

綿の足し方に二通りのやり方があります、仕立てる時に製品とした綿を足す。もう一つは打ち直し(綿をバラバラにする)時に原綿を足すパターンです。後者のほうが綿が生き返り、値段的にも安いんでほとんどのお客様には勧めています。

日曜日に届けたつくば市のお客様。打ち直しの問い合わせがあった時から迷ってられました。古いので良くならない、それなら捨てたほうがいいかも。そんな感じでしたが、見てから考えましょうとなり伺いました。布団はかなり凹んでましたが、綿は良い感じでした。思いきって1kg足しましょうと提案したところ快諾してくれました。

出来上がった綿は思った以上良い綿でした。そこに新しい綿が足されたので一級品の綿になりました。もちろん良い布団に仕上がりました。問題は一つ、綿が余ってしまった。しかしこれも後日座布団にしましょうで、決まりました。なんか会心の出来だったので嬉しくなりここで書いてしまいました。

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