職人と寝具製作技能士

上の画像は父の寝具製作技能士の証書です。私ももちろん技能士ですが持ち歩いてるうちに見当たりません。

綿100%と綿花100%との違いを書いてきました。今回は職人と技能士の違いを書いてみます。私は何件かの寝具店で布団を作っています。「布団職人」と呼ばれる事が多々あります。「布団職人」の多くの場合、1枚作って仕立て代を貰っています。枚数を作ればそれだけ仕立て代を多く貰えます。

昔から良い職人さんは枚数を作れる人を指す事が多かったようです。実際に私もそこを重点に置いて10年くらいは布団を作ってました。しかし仕事が減ってきて枚数を作るより手間をかけて作るほうにしました。既製品に比べるとかなり高い値段の手作り布団です。それに見合ったものを作る、それがお客様の求めてるものだと気付きました。(遅いですが)

職人さんが作ってるような写真のチラシだったので頼んでみたら違和感があると相談された事があります。結果は手作りではありませんでした。ただ生地を裁断する方や生地を縫製する方は職人と呼ばれてもおかしくありません。ですのでチラシは嘘ではないと思います。

そんな理由で手作り布団を要望される場合は「寝具製作技能士」が作ってるかどうか聞いてからがいいと思います。打ち直しでも新しい布団でもちゃんと対応してくれます。(と信じてます。)

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