ロック病、渋谷陽一さんの思い出。

渋谷陽一さんの訃報を知りました。しばらく「ロッキング・オン」もご無沙汰だったのでご病気だったのも知りませんでした。74歳、いつまでも若いイメージでしたがそれなりのお年でした。

「ロッキング・オン」との出会いは高校生の頃、批判的なレコード評や投稿に衝撃を受けました。それから40歳くらいまで読んでたような気がします。一番好きなライターは松村雄策さんでした。コラムもレコード評も大好きでした。そして渋谷さんと松村さんの対談、渋松対談は最高でした。松村さんはビートルズ、渋谷さんはレッド・ツェッペリン。流行り等無視でお互いにマウントをとりあう。少し前に亡くなった松村さんと天国でまたやり合うでしょう。

タイトルの「ロック病」はバッド・カンパニーのデビューアルバムのライナーノーツにありました。渋谷さんがドラムの音やギターの歪んだ音が心地よく聞こえたら「ロック病」だと。そして「ロック病患者」にバッド・カンパニーの音は優しい。その言葉通り、私にとってバッド・カンパニーは心地よく聞こえました。

いつ聞いてもロック小僧に戻れる歌です。

渋谷さんは日本のロックをサイドから支え続けた希有な存在でした。大きな損失ですが「ロッキング・オン」は健在です。また読んでみよう、そんな気持ちになりました。

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