アマゾンで見つけたアルバム(グラハム·パーカー)
金曜日に久しぶりにアマゾンのサイトでグラハム·パーカーのCDを見ていたら1枚のアルバムに目が止まりました。「ヒート·トリートメント」、私の大好きグラハム·パーカーのセカンドアルバムです。
レコードはまだ持ってますが紙ジャケで発売されたCDは引っ越し等で紛失。それが日本盤で解説と訳詞であったのです。すぐにクリックです。
グラハム自身もアルバムを振り返って語っています。前にも聞いた事はあったのですが本人の評価は低いのです。ただ発売当時はファンにもメディアでも評判が良かったとも言ってました。1976年の出来事でした。
私はかなり好きなアルバムです。ファーストや次のアルバムよりロックやフォークロック調の曲が多いせいだと思います。バンドのルーモアのコーラスもありグラハムとバンドの一体感も感じられます。
プロデューサーはなんとロバート·ジョン·マット·ランゲです。この後に大プロデューサーになった方です。グラハムはジョー·コッカーのように歌わされたと言ってました。言われてみればグラハムのヴォーカルは初期の中ではかなりしっかり歌ってる感じがします。上手いとかより怒ってるように歌うグラハム、ヴォーカリストとして認めた最初プロデューサーだったのかもしれません。
「ザッツ·ホワット·ゼイ·オール·セイ」、アルバムの2曲目の歌です。当時の邦題は「それだけのことさ」です。ある評論家がボブ·ディランの「ライク·ア·ローリング·ストーン」の匹敵する激しさがあると書いてました。私も大好きな歌です。サビの歌詞、「君はレースに参加してるし、地位もある。でもそれだけのことさ」と吐き捨てるように歌うグラハムに惹かれて40年、私の宝物です。