角で寝るわけではないけど。

先週布団を作る人は角にこだわると書きました。他の人の作った布団を見るとき何気に角を触ります。先まで入っているか、固さ柔らかさはとうか。まあ、最終的には自分の作った角がいいと思ってしまいます。

私は東京蒲団学院というところで布団作りを教えてもらいました。そこでも角を作り、布団に入れると作業は厳しかったです。何度も何度もやり直しをさせられました。教わりながら私は角で寝るわけじゃないのに、面倒だなって思ってました。ただやってるうちに出来るようになりました。

今年NHKの番組で静岡の布団屋さんを取り上げてました。私と同じ学院で習った方でした。その方は角をしっかり作る理由を布団がぶれない為と言ってました。私はそうなんだ、初めて知りました。教えてもらったかもしれませんが劣等生の私はスルーしてたようです。

上の写真は私の恩師、澤田清子先生です。東京都の現代の名工にも選ばれた凄い方です。最初で最後の二人で撮ったものです。数ヶ月後、先生は亡くなりました。先生が作る角は、私の目標でした。もちろん今でも。枕を教えてくれたのも先生です。枕が凄い人気だったよって教えてあげたかったです。

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